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ブレインズテクノロジーの研究開発機関「未来工場」で働くエンジニアが、先端オープン技術、機械学習×データ分析(異常検知、予兆検知)に関する取組みをご紹介します。

【レポート】AWS re:Invent 2015(AWSの新サービスが発表されました:Day1)

f:id:fujiwarakazunari:20151008074735j:plainデータ分析サービス・プロダクト担当の藤原です。

「AWS re:Invent」をご存知でしょうか?

Amazon Web Service(AWS)で毎年開催されるグローバルデベロッパーカンファレンス「AWS re:Invent」で、今年も米国ラスベガスで10月6日〜10月9日の日程で開催されています。

AWS re:Invent では、実践ワークショップ、技術セッション、アーキテクチャから運用まであらゆるテーマを扱う詳細な技術コンテンツなど、300を超えるセッションや、グローバルのAWSパートナー企業による展示会が催されます。

弊社もAWSのテクノロジーパートナーとして、AWSを活用したグローバル規模での各種ソリューションやエコシステムの最新動向を調査すべく、このカンファレンスに参加しています。

今回は、現地から本日の基調講演(ラスベガス現地時間:10月6日 8:30〜)で発表されたAWSの新サービスについて、速報レポートをご紹介します。

毎年、このre:Inventでは、基調講演(Day1, Day2)で新サービスが発表されるのが特徴です。Day1の本日は、AWSのAndy Jassy氏から8つの新サービスについて発表がありました。

1. Amazon QuickSight
・SPICEというインメモリ分析処理と優れたビジュアライズダッシュボードを備えたビッグデータ用BIサービス

2. Amazon Kinesis Firehose
・Kinesisに収集されたストリーミングデータをS3やRedshiftにそのまま移行できる機能の拡張

3. Amazon Import/Export Snowball
・大規模データのストレージ・移行サービス
(50TB格納できるハードウェアの提供と移動、AWSリソースへのデータロードの一連のオペレーションをサービス提供)

4. RDB for MiriaDB
・RDBでのMiriaDBのサポート開始

5. AWS Database Migration Service
・オンプレからのデータマイグレーションサービス、1TBの移行が約3ドル

6. AWS Schema Conversion Tool
・データマイグレーション時の変換ツール

7. AWS Config Rule
・コンプライアンスガイドラインに基づくAWS Configのルール設定と監視、通知機能の拡張

8. AWS Inspector
・セキュリティ・監査に関する自動アセスメントとレポーティングのサービス


QuickSightは、データ分析に必要な「収集」「蓄積」「可視化/分析」において、これまでマネジメントコンソール以外には提供されていなかった「可視化」の強化を果たし、一貫したデータ分析環境が整備されたといえます。

Database Migration ServiceやSchema Conversion Toolといったマイグレーションサービスの提供によって、これまで以上に、ユーザー企業におけるデータのクラウド移行が促進されるのではないでしょうか。

これらの新サービスの詳細は、Amazon Web Service ブログにて掲載されていますので、ご興味のある方はそちらをご確認ください。

明日の基調講演(Day2)でも新しい発表があるかもしれませんので、またレポートしたいと思います。